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03

PROJECT STORY 04

ものと向き合う、ひとと向き合う、
みらいと向き合う

環境教育事業

INTRODUCTION

2015年に国連でSDGs(持続可能な開発目標)が採択され、私たちの暮らしのあらゆる場面でサステナビリティ(持続可能性)が謳われるようになりました。これにより、生活者の行動に少しずつ変容が見える中、多くの企業は事業性とのシナジーを生み出すことにハードルを感じています。そこで、サティスファクトリーはサステナブルな社会の作り手を育むべく、子どもから大人までが社会課題・環境課題を“自分ごと”に捉える教育プログラムを開発提供しています。

eduCycle
100年後の未来を担う子どもたちへ、私たちができること

「子どもたちの未来のために環境の大切さを伝えたい」

はじまりは、お客様であるインターナショナルスクールの先生方からのお声でした。先進国では環境教育が盛んで、日本の教育機関でも学びの機会が少しずつ増えています。しかしながらその方法や手段はまだ確立されておらず、人手も予算も限られる教育現場では手探り状態だったのです。

担当していた新卒女性社員は、アップサイクルによる工作教材のアイディアをご提案しました。その名はeducation(教育)とrecycle(リサイクル)を掛け合わせた『eduCycle(エデュサイクル)』。ものを捨てる前に一度立ち止まり、自らの手で大切にしたいものに生まれ変わらせるきっかけづくりになるものです。

わたしたちのお取引先様にはものづくりを行う企業も多く、大量のサンプル品や規格外品、端材など“綺麗な状態でも捨てられてしまうもの”をもったいないと感じていました。ごみに新たな価値を生み出し、地域の子ども達と関わりを持ち、廃棄処理を減らす環境貢献ができる、この取組みに賛同企業も提供素材も瞬く間に数が増えることとなりました。

さらに、楽しみながら創って学べるこの教育プログラムは、東京都環境局『持続可能な資源利用』に向けたモデル事業(2016年度)に採択されました。これを機にパッケージを強化し、大学生と共同開発した指導者用冊子や環境クイズノートなどを同梱。都内の小学校を皮切りに今では全国の教育機関や地域イベント、店舗イベントなどに拡がっています。

「eduCycle」はお客様のニーズから生まれた

KIZUNAESD
企業人にもサステナブル・マインドを醸成

「従業員にもっと日常的に持続可能性の視点を持ってほしい」

転機は、会社近くのコーヒースタンドで毎朝顔を合わせるご近所の社長さんが漏らしたひとことでした。それは、いくら社会貢献となるプロジェクトをトップダウンで始めても、そこに従事するひとりひとりの共感が無ければただの業務命令になってしまうという嘆きでした。むしろ既存事業であっても、小さな想いやアイディアの重なりこそが社会性を帯びるボトムアップになります。これが、“浸透”ではなく“醸成”を図る取組みを考えるきっかけとなりました。

これまで子ども向けに環境教育を行っていた私たちは、まず皆さまに“わが子が環境を学ぶ姿” を見ていただくことをご提案しました。その企業様には、ご家族を職場に招待するファミリーデーというイベントがあり、そのプログラムに『eduCycle』を提供し、親子で参加してもらったのです。当日、子どもたちが想像以上に社会課題を理解して前向きに発言する姿に、おとなたちは衝撃を受けました。これが刺激となり、あわせて開催した従業員向けのトークセッションでは、企業のサステナビリティについて活発な意見交換が実現しました。

うして、私たちは年代にとらわれることのない環境教育の必要性を目の当たりにし、課題解決につながる新たな価値観や行動等の変容には、新たなコミュニケーションの創造が必須であると考えました。持続可能な社会の作り手を育む支援として、ESD:Education for Sustainable Development(持続可能な開発のための教育)をもとにSDGsに係る人材教育プログラム『KIZUNAESD』の展開にたどり着いたのです。

「eduCycle」はお客様のニーズから生まれた
サティスファクトリーが環境教育に携わるべき必然性

サステナブルレポート&SDGs映画上映会
コミュニケーション創造と成果物

SDGsに係る人材教育プログラム『KIZUNAESD』から、お客様にご提供する取組み『サステナブルレポート研修』をご紹介します。これは、社長から新卒まで全従業員が、自身の関心ごとに紐づく社会課題と解決策を調査し、その調査報告書をホームページ等に公開する企業研修です。
わたしたちはマンツーマンで参加者をサポートする事務局となり、情報や思考の整理をじっくりと並走します。成果物は企業の発行物となり、メディア機能を帯び、社外からの反響を得て新たな事業機会に繋がることもあります。そして何より、社内では従業員同士がお互いの社会的な視点を知り、その後の業務で活発な意見交換に寄与しています。
実はこれ、サティスファクトリー自身が社内研修として継続している取組みで、これまでに100本以上のレポートを作成・公開しながら独自のメソッドを築いているのです。

他にも、SDGsに関わる映画上映会を定期的に実施し、専門の配給会社を積極的にお客様に紹介しています。従業員がチームとなって上映作品の選定から集客、当日の設営まで行うことで、参加者は作品が扱う社会課題を表現する一員になれます。さらに、上映後の意見交換やレビューシートの集計で、その機会創出による他者への効果を実感することができます。(519字)

環境教育研究所
この灯火を消さないために

この灯火を消さないために

環境教育研究所
この灯火を消さないために

環境教育は、社会的責任を果たすためだけのボランティアではありません。だからこそわたしたちが立ち上げた環境教育研究所は、教育プログラムの充実を図りながら、関わるすべての企業の持続可能な発展を願っています。創造力あふれる同志たちと共に、種を蒔き、大切に水をあげて、この事業を育ててまいります。

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