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PROJECT STORY 04

100年後の未来を担う子ども達へ、
私たちができること

環境教育事業

岩渕 恭子

岩渕 恭子

Iwabuchi Kyoko

営業統括本部

2013年入社

荒井 里沙

荒井 里沙

Arai Risa

環境コンサルティング事業部

2016年入社

INTRODUCTION

『環境問題解決企業』として廃棄物回収事業を中心に環境保全活動をしているサティスファクトリーが、次世代の環境教育を目論んでスタートさせたのが、「eduCycle」です。「eduCycle」とは、education(教育)とrecycle(リサイクル)を掛け合わせた言葉。ゴミとして捨てられてしまうものを使って、新たな価値を生み出す“アップサイクル”で、楽しみながら創って学べる教育プロジェクトです。

廃棄する前に一度立ち止まって考えてみる。廃棄されるもののこれまでとこれからを想像し、手を加えていく。そうすることで、廃棄物は、これからもずっと大切にしたいものに生まれ変わるかもしれません。廃棄物に新たな価値を見出すのが、このプロジェクトのミッションです。

「eduCycle」は
お客様のニーズから生まれた

このプロジェクトのそもそもの始まりは、新卒女性社員のアイディアでした。営業先のインターナショナルスクールからの「子どもたちの未来のために環境の大切さを伝えたい」という要望から生まれました。海外ではもっと環境教育というものを考えている、そう聞いたときに閃いたといいます。

サティスファクトリーのクライアントが出す廃棄物には、まだ使えるものや、捨ててしまうには勿体無いものがたくさんあります。こうしたものをただ破棄することは、大きな負担を未来に残してしまいます。捨てられるはずだったものに命を吹き込む方法があれば、これからものを生産し、消費し、廃棄していく未来の子どもたちに、どう対処すべきかを問いかける一つの材料になります。また、価値がないとされていたものに価値を与える過程こそが、未来を担う子どもたちへのメッセージになると考えたのです。そして、サティスファクトリーのクライアントだけでなく、もっと広く地方公共団体や企業に声をかけていけないか、模索が始まりました。

「eduCycle」はお客様のニーズから生まれた
サティスファクトリーが環境教育に携わるべき必然性

サティスファクトリーが
環境教育に携わるべき必然性

こうして、子どもたちを対象とした環境教育事業が始まりました。このプロジェクトがここで生まれたのは、必然だったのかもしれません。なぜなら、サティスファクトリーは『環境問題解決企業』を目指しているからです。目の前にある環境課題に目を向け、あらゆる策を講じてきた企業としては、これからは今だけを見ていたのでは足りないのです。未来の環境まで見据えたアイディアがなければ、本物の環境商社とは呼べません。

サティスファクトリーだけでなく、環境についてすべての人が興味を持ち、真剣に問題視し、解決の方法を探っていくべき時代がそこまできています。このプロジェクトが東京都環境局の「持続可能な資源利用」に向けたモデル事業に採択されたのがその証です。

具体的には、廃棄される予定のものを使用した環境教育教材「エコクラフトパック」を企画・制作しています。指導者用の冊子や環境教育についてのクイズに答えられるノートなどがセットになっていて、さまざまな学校や企業で環境授業を行ったり、エコクラフトパックを提供したりすることで、環境意識の高い人材を育成するのを目的としています。都内の企業からの廃棄物やサンプル品、不良品などを、都内大学生のアイデアで子ども向けの環境教材に変えるという流れのすべてにサティスファクトリーが関わっています。都内の公立小学校9校ですでに実施していて、14校が待機している状態です。

「『家にある、捨てようと思っていたものも、同じように何か作れるかも』という声を小学校で聞けたときには、やりがいを感じました」と岩渕さん。「リサイクル品に対する間違った理解を改めていくきっかけになったかも」とも話します。環境の問題を自分の生活に落とし込んで考えてくれる子どもがいる。こうした子どもたちの声から、未来の環境を守るための確かな手応えを感じました。

この灯火を消さないために

この灯火を消さないために

この灯火を消さないために

環境教育を体験してくれる子どもたちが増えるなか、「eduCycle」が未来への布石になっていると確信しています。しかし同時に、課題も見えてきたといいます。一つは、まだまだ環境教育というものが日本で浸透していないという現状です。今すぐに目に見える大きな進展がなかったとしても、根気強くその必要性を訴えていく必要があります。もう一つは、今後の収益性と事業展開の問題です。まだ収益をあげていない「eduCycle」を、継続的なサービスにしていけるような事業モデルとして確立していかなければなりません。ボランティアではなく、きちんと収益の上がるビジネスにしてこそ、運営人員を充実させることができ、さらに環境教育の体験者が増えていくからです。

また、今後の事業展開としては、企業の社会的責任を意識して、ほかの企業や社会への呼びかけのツールとしてこの「eduCycle」を使えないか模索しています。自社の社員やその家族に対する、また他の企業の社員や家族に対する福利厚生の意味を持たせることもできるプロジェクトです。環境商社として、目の前のことだけでなく、さまざまな時間軸を持って展開できる可能性を持つこのプロジェクトを、創造力溢れる同志たちと一緒に進めていきたいと考えています。いまはまだ種を蒔いたところ。大切に水をあげて、育てていくのが、サティスファクトリーの使命の一つなのです。