店舗の退出・改装時の廃棄物処理について

退店や改装時のゴミの悩みとは?

退店や改装のよくあるケースとは?

■個人店舗の閉店
土地も建物も個人あるいは自社の持ち物となっている店舗が、諸事情によって閉店するケースがあります。閉店後にその物件をどう活用するかによって、排出される廃棄物の量・内容は様々なケースが考えられるでしょう。物件をすぐに再活用するか、廃棄のコストを抑えるために段階的に処分するといったことなども想定できます。

■テナントからの退店
個人店・チェーン店に限らずテナントからの退店する場合は賃貸契約・ルールに則って期限までに廃棄物を排出しなければなりません。廃棄物の中には、商品陳列用の什器など鉄くずとしてリサイクル可能なものも多くあるかもしれません。しっかり計画して廃棄物の有効活用を目指すことで処理経費を削減することもできます。 あります。

■業態変更
飲食店チェーンなどにおいて活性化を図る目的で、すべての店舗を違う業態に一新させるケースが多くなっています。こうした場合、従来の備品や什器がそのまま活用できないことがよくあり、退店とほぼ同量の廃棄物が発生してしまいます。また、業態変更に伴う閉店期間をできるだけ短くしたい事情もあるため、計画的に廃棄のスケジュール調整をする必要があります。

■改装・リニューアル
主に小売店になりますが、業態変更に対して軽微な改装ということになります。売り場のレイアウト変更や什器の総入れ替えで、新鮮味のある店舗づくりを目指すケースです。排出される廃棄物の量・内容は様々となります。

退店・改装時によく起こる廃棄物の問題点とは?

■見積もりが難しい
営業している時点で廃棄物の分量を見積もるのは困難です。実際に搬出してみたら見積もりの分量と大きな開きがあるということもあります。複数の収集運搬業者に見積もりを出してもらうと、金額に大きな開きがあり、業者選びに悩むことになってしまいます。

■収集・運搬してもらえない廃棄物がある
退店や改装の際には現店舗にあるすべての備品が廃棄物となります。そのため品目の数が多くなり、業者によっては廃棄物の全部は引き取ってもらえないというケースも発生してしまいます。

■収集運搬業者とテナントの調整が大変
店舗にとっては契約期間ぎりぎりまで営業していたいものです。改装や業態変更をする場合でも、休業日数を極力短くして新装オープンするのが理想的でしょう。店舗側の希望・テナントの都合・収集運搬業者のスケジュールを一致させるのには、かなりの労力が掛かってしまいます。

■スケルトン返しのため解体業者との交渉が必要
什器や備品の廃棄については産業廃棄物の収集運搬業者との契約だけで済みますが、テナントとの契約がスケルトン返しとなっている場合は、内装解体業者に天井・壁・照明器具などの廃棄物を収集してくれるかを交渉しなければなりません。

店舗退出・改装の際によく出る廃棄物の品目は

商品陳列用什器
スチールラックのように主な素材が鉄の什器は鉄くずとしてリサイクルが可能です。

テーブル・椅子
飲食店のテーブルと椅子は、汚れや傷み具合によってリユースできないケースがあります。見積もり前にしっかり確認しておきましょう。

厨房機器
リユース市場が充実しているので、事前に調べておきましょう。

食器類
廃業する場合は備品と併せて処分します。店舗名が刻印されていなければリサイクルも可能です。

バックルーム備品
店舗スタッフのためのバックルームにある備品もしっかり把握しておく必要があります。スチールのロッカー・棚・デスクなどはリサイクルできる鉄くずとなることがあります。

壁・床・天井材
スケルトン返しが条件となっている場合は、内装解体で発生する廃棄物の処理もしなければなりません。解体業者が回収して処分することもあるので確認してみましょう。

店舗退出・改装の廃棄物を収集してもらうまでのフローとは

(1)廃棄の依頼

店舗の移転・閉店・改装などに伴って廃棄物が発生する事業者様から廃棄の依頼をいただきます。

(2)現状把握

排出される廃棄物の内容についてできるだけ細かくヒアリングします。テナントとの契約上、備品の廃棄までで良いのか、スケルトン状態にしなければならないのかを事前に確認します。

(3)処理方法のご提案

ヒアリングによって把握した廃棄物の概算量・内容に基づいて、リサイクル可能なものがどのくらいあるのかを判断し、その場合の大まかな買取単価・輸送コストを試算します。地域性を踏まえて事業所ごとに最適な収集運搬業者を選定したうえで、ご提案します。

(4)事前手続きのサポート

委託業者に対する報告要請、排出時の周辺への安全配慮やテナント施設における設備の養生など、事業者様にご納得いただいた上で委託業者との契約締結のサポートを行います。

(5)日程調整、現場サポート

ご希望収集日時と収集運搬業者の都合を調整いたします。 また回収の際の動線確保を調整するなどして現場担当者様のサポートをいたします。

(6)処理完了の確認

リサイクル、リユース可能な備品が「適正にリサイクル施設に持ち込まれているかを確認」いたします。当社ではマニフェスト伝票の確認をはじめ、事業者様のご要望による報告事項を含め、リサイクル・廃棄処理完了の確認についてもサポートをいたします。

廃棄物を処分する際の注意事項

マニフェストに加えて計量伝票の控えや現場写真の提出を収集運搬業者に要求していたけれども、提出してもらえなかったという事例があります。業者は法令に則ったマニフェストだけでいいと思っていることがあるので、事前の確認を念入りにしておく必要があります。

収集運搬業者が収集できる廃棄物の品目を確認しておきましょう。店舗退出や改装の際に発生する廃棄物の品目は多岐に渡るので注意が必要です。

収集運搬から処分に至るまでの金額が見積り以上に掛かってしまった、ということもあります。事前の交渉をする際には必ず実地検証をして、正確な見積りを算出しなければなりません。

退店時にテナントとトラブルとならぬよう、廃棄物の排出導線や作業時間などを綿密に確認しておく必要があります。

チェーン展開されている場合、地域ごとの慣習や委託業者の特性が影響して、同条件で収集・リサイクル処理ができない場合もあります。店舗ごとに地域の業者と交渉することは大変手間が掛かってしまいます。

リサイクル、リユースの可能性はある?

リサイクルできるものとして有償で買い取ってくるのは「鉄くず」です。店舗の備品として排出される「鉄くず」は、商品展示用什器のスチール製ラックや棚・ロッカーといったところです。閉店や改装の場合はまとまった量が排出されるので、どのくらいの備品が鉄くずなのかを把握しておきましょう。そのほか、ガラス・蛍光灯もリサイクルできますが、有償での引き取りではないため分別して回収してもらうことになります。

リユースできる品目も多く、オフィス家具や厨房備品、店舗のロゴなどが入っていなければ食器類もリユースの市場があります。

サティスファクトリーがお役に立てることとは?

当社は事業者様のご要望に沿った形でのマネジメントを行うことで、適正な「単価の提示」「処理フロー」「報告書の提出」を実施することができます。

①処理のコストを明確化できます
店舗の退出や改装の際には排出する廃棄物の全体量をできるだけ正確に把握することが重要となります。当社は現況確認とヒアリングを通じて、概ね正確な分量と品目を割り出して見積もりを作成することができます。これは高い経験値による独自のノウハウを蓄積しているためです。

②処理フローを最適化できます
スポット的にまとまった量の廃棄物を排出するケースでは、廃棄物の品目や内容が漠然としているため、どこからどのようにして手をつけたらよいのかわかりにくいものです。当社ではまずリサイクル、リユースできるものを切り分け、それぞれの品目ごとに処理フローを最適化することができます。

③全国を一元で管理することができます
全国的なチェーン展開をされている小売店や飲食店の場合、地域による慣習や回収の経費が異なり、個別の交渉には多大な労力が掛かってしまいます。当社は地域ごとの商習慣を把握しているため、一元的に管理し対応することができます。

店舗退出・改装の事例

プラスチック製食器
  • 業種小売店
  • 業態スポーツ用品店
  • 店舗数全国約500店

背 景

Background

総合スポーツ用品・スキー&スノーボード用品・ゴルフ用品を展開していた店舗を、ユーザの指向性が変わってきたことに伴ってアウトドア、グランピング用品の店舗に業態変更することに。ほぼ全面的な改装となるが、改装休業期間を短くしたいという要望もありました。

サービス導入後

ヒアリングと実地調査によって、商品陳列用什器のほとんどがリサクル可能なスチール製であることがわかりました。スチール製品の全体量を把握し買取り価格と運搬の経費を見積もり、そのほかの廃棄物は品目ごとに重量を見極めました。改装計画に則りテナント、リサイクル回収業者、廃棄物収集運搬業者とスケジュール調整し、効率良い排出でリサイクル売却益も計画通り引き出すことができました。