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2018.12.17

飲食店における廃棄物のお悩み

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ひとことで飲食店と言ってもその業態は多彩です。テイクアウト専門店やファストフード店から巨大なホールを備えた店舗や大規模なチェーン展開まで、提供する商品やターゲットによってもいろいろです。企業や店舗にとって効率の良い経営をすることは最重要課題で、経営者や店長は日夜経費・売上の数字とのにらめっこが続いていることと思います。

こうした中、日常業務でいろいろと発生する経費において、ついつい後回しにしてしまったり定期的な見直しを怠ったりしてしまいがちなのが廃棄物の処理に関わる効率化ではないでしょうか。ルールから外れた方法で廃棄物処理を管理していたり、知らぬ間に地域の環境を乱していたり、また回収業者まかせにしているために従業員に負担をかけていたりということもあります。この機会に一度見直してみてはいかがでしょうか。

そこで飲食店から発生する廃棄物の種類を洗い出して、実際に店舗の担当者から聞こえてきたゴミに関するお悩みごとをピックアップしてみましょう。その解決方法から、現状を見直すにはどうしたらよいか、といったことなどを考えて行きたいと思います。

飲食店から排出されるゴミとは

まずは基本のおさらいから。飲食店から出るゴミはすべて「事業系ゴミ」として有料で処分してもらわなければなりません。これは事業規模の大小にかかわらず決められています。そして「事業系ゴミ」は大きく「産業廃棄物」と「一般廃棄物」に分けられます。

「産業廃棄物」は廃棄物処理法で規定された20種類の廃棄物です。飲食店に関わるものとしてはプラスチック・金属・発泡スチロール・廃油・焼却残渣・ゴム・ガラス・陶磁器といったものがあります。「一般廃棄物」は産業廃棄物以外のゴミですが、いわゆる生ゴミ全般・紙類や箸・布といったもので一般家庭の「可燃ゴミ」と同じと思っていいでしょう。ただし家庭ゴミの集積所に出すことは不法投棄となり、廃棄物処理法違反で処罰されることがあります。

飲食店でよく出るゴミを挙げていきましょう。
・生ゴミ……ニオイや害虫・害獣の発生を引き起こす要因となるため、丁寧な取り扱いが必要。食品リサイクルへの取り組みも可能。
・プラごみ……食器・パッケージ、食材仕入れの梱包材や、宣伝材料・催事の展示物などが挙げられます。
・空き缶……アルミとスチールではリサイクルのルートも違います。
・空き瓶……ビール瓶などのリターナブル瓶は納品業者へ。輸入酒類の瓶などはリサイクルできない場合が多いです。
・発泡スチロール……食材の梱包材などで業態によっては大量に発生します。リサイクルは可能ですが、非常に手間がかかるリサイクルのため費用もかかります。
・ダンボール……汚れのないものは資源物として回収してもらうことでリサイクルが可能です。
・廃棄油……固めて捨てずに液状のまま回収してもらうことでリサイクルが可能です。
・廃棄油……固めて捨てずにリサイクルが可能です。
・粗大ゴミ……立て看板・壊れた備品など。回収頻度が少ないため計画的に排出します。

飲食店から寄せられるよくある悩み

飲食店から寄せられるよくある悩み

・生ゴミの排出量が多いので、現状の回収頻度だと衛生面が気になる。
・営業時間・従業員の出退時間・周辺環境への配慮などから回収の時間帯を見直したい。
・分別・排出方法をアルバイトや外国人のスタッフに周知徹底させることが難しい。
・廃油のリサイクル方法がよくわからない。
・食品リサイクルに取り組みたいが、分別などのルールが難しい。
・粗大ゴミを置いておく場所がないので、すぐに回収して欲しい。
・現状のゴミ排出量が把握できず、ゴミ処理に関する費用が適正なのかがわからない。

こうした悩みが多いようです。ビル管理会社などが廃棄物を取りまとめて委託している場合を除いて、多くの飲食店は直接、廃棄物収集運搬・処分業者と契約しています。現状の悩みや不満を解決し、不透明な部分をクリアにするためにも、まずは現状を把握する作業から始めていきましょう。

ゴミ処理方法の見直しと効率化を図るために確認すべきこと

ゴミ処理方法の見直しと効率化を図るために確認すべきこと

●ゴミの排出量や内容は業者との契約当初と変わっていないか?
業態や提供するメニュー、仕入れ業者の変更などによって排出するゴミの傾向も変わってきているのではないでしょうか。契約時のままであるために、コストが多くかかってしまっているケースもあります。収集運搬・処分業者との契約時に交わした内容、送られてくる書類やマニフェストを調べて適正かどうかを確認してみましょう。

●回収の頻度と回収する時間帯は適切ですか?
契約時に約束した頻度・時間帯に回収できているかを、定期的に立ち会うことで確認してみましょう。店舗の営業時間変更や周辺の環境変化などで頻度と時間帯を見直したいのであれば、業者と交渉する必要があります。立ち合い時には併せて回収時の騒音や美化もチェックすると良いでしょう。

●適切なリサイクルはできていますか?
まずは正しい分別を目指しましょう。そのためには店舗スタッフ間で分別マニュアルの周知徹底が必要です。外国人スタッフがいる場合は分別の方法を母国語で記したポスターなどを掲示する方法もあります。適切に分別されればリサイクル率が上がって、処理費用のコスト削減にもつながります。また、業者によってはリサイクルのルートを持っていない場合もあるので、その場合は業者の見直しも検討してみましょう。

こうしたゴミ処理に関する見直しは、定期的に実施することで効率化が図れ、店舗周辺とのトラブルを未然に防ぐことにも繋がります。ぜひ積極的に実施してください。

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