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2023.10.05

【達成率130%】店舗のアクリル板を再資源化|焼却処理を回避して15トンのCO2排出削減

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▷ 関連リリース(2023年5月31日 アクリル板の再資源化を全国規模で開始、コロナ収束で懸念される大量廃棄に挑む

▷ 関連ページ(アクリル板の回収に関するお悩み解決情報

 

-ロイヤルグループの飛沫防止用パーテーションを8.7トン回収

事業者向けに資源循環の実行支援を提供する株式会社サティスファクトリー(本社:東京都中央区)は、

大量廃棄が懸念されるアクリル板の再資源化スキームをロイヤルホールディングス株式会社に提供しました。

その結果、2023年5月から約3か月間で8,713kgのアクリル板を回収し、6,819kgの再資源化に至りました。

この再資源化率は、目標の60%を大幅に上回り、達成率130%の実績となりましたことを報告いたします。

 

■ 概要|大量廃棄問題と地球温暖化問題に一手

ロイヤルグループは、外食事業等を核に全国に店舗展開し、これまでも食品ロス削減をはじめ、

環境対策に積極的に取り組まれてきました。その中で、さらなる環境負荷低減に向けて、

店舗で使用されたアクリル板の再資源化を開始。これによるCO2排出削減は15トンにのぼり、

杉の木1,700本が1年間に吸収するCO2量に相当する成果を得ました。

 

 

■ 背景|懸念されるアクリル板の大量廃棄
2023年5月8日に、新型コロナウイルスが5類感染症に移行されました。

これに伴い、飲食店や事業所で役目を終えた飛沫防止用のアクリル板の大量廃棄が大きな問題となっています。

アクリル板は十分な量を確保できれば資源物としてリサイクルできますが、1事業所から出る量は少量である

ことが多く、回収効率が悪いため廃棄せざるを得ないケースがほとんどです。

そのため多くの事業所で廃棄され、全国規模でその多くが焼却処理されることが予想されます。

これにより、事業所の産業廃棄物としての費用負担や焼却による環境負荷の増加が懸念されています。

 

■ 施策|アクリル板を全国39社の処理会社の協力のもと再資源化

サティスファクトリーは、全国の廃棄物処理業者のネットワークを活用し、事業所から排出される

アクリル板の再資源化スキームを全国に提供しています。

今回はアクリル板の排出事業所を全国39の処理会社をマネジメントすることで、

効率の良い回収と量の確保が可能となりました。回収したアクリル板は破砕して再生原料化し、

材料商社と協議しながら用途開発を進めています。今後もこの取り組みによって、

焼却処理を回避することで環境負荷を低減します。

 

■ 展望|企業連携と対象品目の拡大で、資源循環と脱炭素の輪を広げる
今後もより多くの企業に再資源化を推進するため、たとえば、廃棄物処理にお困りのテナントから

相談を受けやすい不動産会社やビルの管理会社、管理が難しい多拠点展開している企業などと連携し、

各事業所を積極的に繋いで資源循環の輪を広げていきます。

また、事業所から出る廃棄物の中には、本来は再資源化できるのにまだその可能性に

気付かれていないものが多く含まれています。これまでサティスファクトリーでは、

全国の処理会社とのネットワークや様々なリサイクル手法の選択肢を持つことを強みに、

脱炭素を目指す多くの企業とともにプラスチックや木くず、紙製品の再資源化に取り組んできました。

各事業所の課題や状況に応じて最適解を提供できる廃棄物の管理会社として、

アクリル板に限らず再資源化の実行支援を拡大してまいります。

 

■ 事業者概要
日本で一番質の高い”食”&“ホスピタリティ”グループを目指し、「ロイヤルホスト」「天丼てんや」等の

チェーン店および専門店の運営を担う外食事業、空港ターミナルビル、高速道路サービスエリア、

企業内給食施設等を受託するコントラクト事業、「リッチモンドホテル」等を運営するホテル事業、

食品製造・購買・物流業務等のインフラ機能を担う食品事業を展開。

 

会社名 : ロイヤルホールディングス株式会社

所在地 : 福岡県福岡市博多区那珂三丁目28 番5 号

代表者 : 代表取締役社長 阿部 正孝

設立 : 1950年4月

Webサイト : https://www.royal-holdings.co.jp/