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環境 2021.11.22

業務用冷凍庫から考える地球温暖化

筆者は顧客事業所から単発的に発生する廃棄物を適正に処理する事に従事している。
近年、小売店や飲食店から排出される「業務用ショーケース」「業務用冷凍庫」の廃棄相談を受ける件数が増えている。
適正処理をするうえで、「フロンガス」の適正な処理を避けることはできない。
この理由は地球温暖化と関連があるとのことなので調べてみた。

是非、本レポートをご覧いただきたい。

 

1.代替フロンの大気への漏洩は温暖化に影響

〈業務用冷蔵冷凍空調機器等の冷媒は代替フロンが主流〉

  • 主要代替フロンとされるHFCs排出量は近年増加傾向。冷蔵庫・空調機器からの排出が9割を占める
  • 特定フロンから代替フロンへの変更に伴いオゾン層破壊は抑制されたが、温暖化への影響が顕著化
  • 代替フロンが大気中に放出された場合、温室効果はCO2の100倍から10,000倍を超過

→温暖化リスクを下げる新たな取り組みとは

 

2.代替フロン削減に向けたグリーン冷媒の開発

〈温室効果の少ないグリーン冷媒とは〉

  • 2018年のオゾン層保護法改正により、代替フロンの計画的削減と共にグリーン冷媒への転換が必要
  • 経済産業省・環境省が計画を推進。ダイキン、MITSUBISHI、TOSHIBA、Panasonicが積極的に開発
  • グリーン冷媒への転換が進んでも残る課題として、機器廃棄時のフロン回収率は、フロン回収・破壊法の元で約10年にわたり3割程度、フロン排出抑制法に改正以降でも4割弱に止まる

→不十分な下流対策の責任を問われる理由とは

 

3.代替フロン削減は2050年カーボンニュートラル達成に不可欠

〈改正フロン排出抑制法(2020年施行)のポイントは機器廃棄時のフロン回収率向上〉

  • 代替フロンの削減は、地球温暖化対策の一環として数値目標が設定されている
  • 製品ユーザー、建物解体業者、廃棄物リサイクル業者それぞれの責任を明確化
  • 製品廃棄時は代替フロンの回収を義務化とともに罰則を強化

→代替フロン削減は地球温暖化をリセットする強力な手段

 

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この記事を書いたアナリスト

サティスファクトリー編集部

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