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環境 2022.05.23

日本の森林資源を活かした国産精油

私たちの心と体を癒してくれるアロマテラピーは

国内でも広がりを見せている。

使用される精油のほとんどは外国由来のもので、

私たち日本人には馴染みのない香りも多い。

 

そんな中、日本生まれの香りとして国産精油が注目を集めている。

生まれ育った土地の植物からつくられた“和”の香りは、

海外産では感じることのできない心地よさや安心感を与えてくれるだけでなく、

国内林業の活性化や森林保全にもつながっている。

 

認知度がまだまだ低い国産精油を広めるためには

何ができるか考え、本レポートを作成した。

ぜひご覧いただきたい。

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1.森林蓄積量の増加が、土砂災害のリスクを高めている

 <日本の森林の現状>

  • 日本の森林面積は変わらないが蓄積量は毎年約4億㎡ずつ増加し続け、放置された森林が荒廃している
  • 林業産出額は2018年の5,017億円から2020年に4,830億円まで減少し、事業の衰退により伐採が追いついていない
  • 荒廃した森林は大雨や台風による土砂災害のリスクを高め、2019年には千葉の台風15号によりスギが倒木し停電をもたらした

 →増え続ける森林資源を有効活用するためには

 

2.日本の森林資源を活かした精油作りが森林保全に繋がる

 <トドマツの枝葉を活用した精油>

  • 北海道・下川町にある株式会社フプの森では、循環型林業で伐採されたトドマツの枝葉を有効活用して、木材のゼロエミッションに取り組んでいる
  • 国際的な「FSC®森林認証」を取得している認証林から原料となるトドマツの枝葉を採取し、オイルを
    抽出して精油作りを行っている
  • 日本人に馴染み深い和の香りの心地よさや、海外産よりもトレーサビリティが明確であるといった国産精油の魅力を伝えられていない

 →国産精油の魅力をより多くの人に伝えるには

 

3.国産精油業界の拡大に向けて

 <国産精油の魅力を伝えるためには>

  • 国産精油の生産者は地方で小規模(個人や家族経営)事業が多く、香りや魅力を伝える機会が得にくい
  • 各地域によって異なる香りの特徴や違いを伝え、国産精油の魅力を多くの人に知ってもらう
  • 地域の生産者・林業・精油企業が連携し、ワークショップや森の散策ツアーなどを通して、その地域ならではの付加価値を発信していくことで、地域ブランド化を図る

 →国産精油の利用拡大により循環型林業の実現を目指す

 

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この記事を書いたアナリスト

サティスファクトリー編集部

サティスファクトリーコンテンツ編集部です。 環境のことについて、今できることを考え情報を発信しております。

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