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環境 2022.06.13

廃棄物に命を吹き込む アート・商品開発

「SDGs」:持続可能な開発目標

 

この言葉を耳にする機会は、この数年で各段に増えました。

皆さんも、一度は聞いたことや目にしたことがあるでしょう。

 

これは、政府やメディア、企業努力の成果とも言えますが、

聞いたことがあっても、内容を十分に理解している方は決して多くありません。

 

私たちにとって「SDGs」への配慮が当たり前になるために、

現在、様々な取り組みがなされています。

廃棄物を利用したアート作品やファッション、アップサイクル製品など、

多岐にわたり生み出されていることを皆さんはご存知でしょうか。

 

これらがどのような役割を果たし、どのような課題があるのか、

このレポートで少しでも考察できればと思い調査しました。

 

お読み頂けると幸いです。

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1.「SDGs」が実生活の浸透に至らない現状

 <認知度と、実際の活動との乖離>

  • 全国5,000人を対象とした調査で、「SDGsに特に取り組むことは考えていない」と約半数が回答。(2021年12月、朝日新聞社実施『第8回SDGs認知度調査』より)
  • これは、政府やメディア、企業の努力が、SDGsという言葉の認知までに偏っているからではないか。
  • レジ袋の規制と同様に「取り組みやすい環境は国が整えてくれる」と消費者側が無意識に受け身の姿勢をとり、自発的な行動に発展しづらいと考えられる。

 →消費者の行動が表れる廃棄物を、“不要品”から“資源・材料”へ

 

2.環境課題を可視化する廃棄物アート

 <廃棄物を活かすアートと、その発信方法>

  • 2010年 、 瀬戸内国際芸術祭において、屋外常設展示作品「宇野のチヌ」が漂流物で制作された。
  • 視覚・感性に訴える展示は、住民からの不要品の提供を受け、3年毎の部品交換も実施。
  • アーティストの淀川テクニック氏は、「みんなで行うごみ拾い過程もアートだ」という考えのもと、
    漂流物やゴミに命を宿し続けている。
  • 制作段階のみならず鑑賞段階においても、ただのアート鑑賞に留めず、「特定の人に限定せず誰でも
    参加可能」との情報発信がさらなる行動を促すのではないか。

 →より実生活に浸透させる手段とは

 

3.重要課題ではなく、当たり前の取り組みへ

 <改善すべきは情報発信方法>

  • SDGsの取り組みを「特別な活動」のように扱うメディアが多く、「意識ある人が行うもの」という誤った認知を与えている可能性がある。
  • 消費者の多くが「私にもできる」と身近に捉え、日常に取り入れていく形が理想
  • 企業も、商品やサービスの発信において全面的にSDGsを掲げるのではなく、「アートの材料として廃棄物を選択、その結果SDGsに繋がった」のように、それ自体の魅力や手軽さにまずフォーカスが必要。

 →SDGsに配慮した商品を「普通」と捉えられる世界づくり

 

レポートを無料でダウンロードできます。
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この記事を書いたアナリスト

サティスファクトリー編集部

サティスファクトリーコンテンツ編集部です。 環境のことについて、今できることを考え情報を発信しております。

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