とある写真に写っていたのは、素手でごみを集める移民や難民。
仕事に就くことができず、社会的に弱い立場にある彼らが、
生活のためにごみを回収して収入を得る姿は衝撃的でした。
どうせ要らないから、汚いから、と無造作に捨てられたごみは、
私たちが暮らす日本でも、ひとの手によって収集されています。
本レポートから、「捨てる」その先の行方を再認識することで、
社会がより良くなるきっかけになりましたら幸いです。
どうぞ、ご覧ください。
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1.ウェイストピッカーの健康被害
<ごみから有価物を拾い集める生活と、ごみ捨て場の環境>
- 多くの途上国では、ごみが中間処理されず空き地や湿地のオープンダンプへそのまま投棄される。生ごみやプラスチック、金属ごみなどが分別されずむき出しに放置され、不衛生な環境が深刻化している。
- ブラジルのウェイストピッカー1,025人を対象にした調査と健康診断の結果によると、68%にあたる704人がごみの収集中に怪我や病気を経験していた。(2019年値)
- 貧困層ゆえに、治療資金の確保のためにさらにごみ山へ通い、病気が進行する悪循環を招いてしまっている。
→病気や怪我の発生源を根絶するには?
2.ごみ山の廃止/ウェイストピッカーのシステム化
<個人から集団で行うごみ拾いへ変化>
- 世界銀行や各国政府は、ごみが堆積するごみ山をリサイクル施設に作り変え、続々とゴミ山の閉鎖を進める。
- チュニジアでは2001年に国営の廃棄物管理システム「Eco-Lef」が開設された。プラスチック等を好条件で買い取るため、ウェイストピッカーはシステムを通して収集することで収入増加が見込める。
- より安全かつ効率的にごみを収集するためには、ごみを捨てる時から適切な分別を促すことが欠かせない。
→排出者が分別を意識する施策とは?
3.ごみを出す人・集める人との「顔が見える」関係構築
<地産地消と同じく、自身が捨てたものを追跡できる仕組みづくり>
- ごみを捨てる人が安全なごみの捨て方の知識を持たず、分別不良による影響を計れないのではないか。
- ごみを捨てる人と収集・処理する人が対話可能なアプリケーション等を通じて、顔の見える関係で互いの事情を把握できる環境設計が理想である。
- ごみを収集する人がごみの出し方を点数で評価し、高得点者にはインセンティブを設ける方法がある。その実現と継続には、社会的かつ経済的なメリットを与える適正処理に、自治体等が理解・協力する必要がある。
→対話をしてお互いWIN-WINの関係へ
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