2018.09.26

国内のフードシェアリングアプリ

まだ食べられるのに廃棄されている「食品ロス」は、
国内では年間621万トンも発生しているといいます(平成26年度)。
今回は、そのような食品ロスをテクノロジーで減らそうという動きの一つ、
「フードシェアリングアプリ」について取り上げます。

フードシェアリングアプリとは?

その名の通り、食べ物をシェアするためのテクノロジーのことです。
例えば、廃棄せざるをえないまだ食べられる食品を、
割引金額で提供したり寄付することで食べたい人・使い人にシェアリングするものや、
生産・流通の時点でやむなく廃棄されてしまっていた食品を
消費者まで届くためのハブの役割をするものなどがあります。

アプリを利用することは、提供側にも収益の増加や、顧客拡大のきっかけにもなります。
ユーザー側も食品を安く購入でき、環境にも優しいという仕組みなのです。
今回は現在日本で運営されているフードシェアリングアプリの中から、
4つを厳選してご紹介します。

①「TABETE」
①「TABETE」

特徴
・国内初のフードシェアリングサービス
(発表当時はウェブ上のプラットフォームサービス。2018年8月、iOSアプリもリリース)
・消費者は単品からの購入が可能であり、WEB決済での支払いで商品の受け取りが可能
・提供者は任意の価格と引取期限を付けて販売を行う

TABETE HP (https://www.cocooking.co.jp/food-sharing/)より引用

②「ReduceGo」
②「ReduceGo」

特徴
・月額料金1980円(税抜)の定額を支払うことでサービスの利用が可能
・ユーザーはアプリに掲載された商品を一日に2回まで引き取り可能
・アプリには無料登録も可能で、掲載中の商品を閲覧することができる
・商品の受け渡しの際には金銭のやり取りは生じない。
・条件を満たすと、有料登録者の支払った登録料の一部を「還元金※」として
 食材を提供した店舗に分配される仕組み
※還元金額は余剰食品をご提供いただいた日数により、以下の計算方法で算出される。
(ユーザー月額料金 × 59% ÷ 全店舗の総受渡し日数 × 当月の受渡し日数)

Reduce GO HP (https://reducego.jp)より引用

③「tabeloop」
③「tabeloop」

特徴
・BtoB向けのフードシェアリングプラットフォーム
・売り手:各地域の生産者、食品メーカー、食品卸売業、小売業
・買い手:居酒屋やレストランなどの外食店や、お弁当、学生寮などの食堂、
学園祭、地域のお祭りなど食品の使用量の多い企業・団体
・tabeloopを介して金銭のやり取りを行うが、
 商品自体は売り手から買い手へ直送する形
・tabeloopは売り手と買い手をつなぐプラットフォーム
 そのままにしておくと廃棄となってしまう食材たちをtabeloopを通じて必要な人へと販売する仕組み

tabeloop HP (https://tabeloop.me)より引用

④「ポケットマルシェ」
④「ポケットマルシェ」

特徴
・出品者は100%一次産業に携わる農家や漁師
・出品者の情報がひと目で分かり、出品者とユーザー間でメッセージのやりとりができる
・傷ついた野菜や、小さい野菜等の規格外野菜も出品可能
・倉庫などを介さず生産者が直接発送するため、鮮度抜群、生産者オススメの"食べごろ"で届く
・規格外野菜は自家消費されるか、隣近所におすそ分けされるか、場合によっては捨てられてきたものもあったが、これらを「隠れた逸品」として出品でき、出品者の利益にも繋がる

ポケットマルシェ HP (https://poke-m.com)より引用

SNSの可能性

流行を生み出すツールとして今や当たり前のSNS。
今回紹介したどのアプリも「楽しく取り組めるもの」であることをアピールし、
それが「おしゃれ」「クール」と思えるような雰囲気があります。
若者にとっても抵抗感なくフードロスに触れるきっかけとなるのではないでしょうか。


次回は今回触れた日本国内のフードシェアリングアプリの「元祖」とも言える、
海外のアプリ、および海外のフードロスに対する取り組みを紹介します。

"niadmin,"食のシェアリングエコノミーアプリが食品ロス(フードロス)や売れ残りを解消"(2018年8月21日)