2018.12.10

廃油の活用

突然ですが、揚げ物って美味しいですよね。
天ぷらや鶏のから揚げなど、特に寒い季節はあたたかい揚げ物は人気のおかずです。
さて、ご家庭で揚げ物を作ったときに困ることはなんでしょうか?
油の処理、と答える方は多いと思います。
そもそも処理方法を知らなかったり、凝固剤を使用したり様々な意見があるのではないでしょうか。
今回は、使い終わった油の活用例をご紹介します。ご家庭でも活躍すること間違いなしです!

廃油とは?

廃油とは、その名の通り、用途を終え廃棄される油ことを言います。産業廃棄物として扱われますが、ここでは家庭から出る使い終わった食用油等も含むこととします。
廃油には食用油の他、自動車関連、工場、石油基地などのものがあります。
それらの廃油は、廃油再生処理工場に運ばれた後、油水分離器や遠心分離機にかけられ、用途にあった方法でリサイクル処理されます。

リサイクル例
・飼料
・バイオディーゼル油
・焼却炉の補助燃料
詳しくはこちら( 全国オイルリサイクル協同組合: http://www.oilrecycle.or.jp/work/ )

再利用で20年も故障無し?

廃油は、リサイクル(再資源化)の他にもリユース(再利用)も進んでいます。
工場用油は古くなり酸化が進むと、機械の故障につながります。
機械が故障すると、修理費用の他に、生産ラインをストップさせることもあり、そのコストは莫大です。しかし、濾過リユース油を利用することで、故障防止につながり、修繕費やその他メンテナンス費が抑えられるというメリットがあります。
それだけでなく、捨てずに再利用をするので環境への負荷も軽減できます。
たとえば、1メートル角のタンクの油交換で出た廃油を処理するには、2.5トンの二酸化炭素が排出されるといわれます。
廃油を捨てずに再利用することは、環境にも優しく、コストダウンにもつながりますね。

家庭でできる廃油アロマキャンドルの作り方

ご家庭でも、使い終わった食用油を使って、キャンドルや石鹸を作ることができます。
中でもキャンドルは、作りやすく、好きな色で作ることもできます。

①油を濾す。
(※ろうとやコーヒーフィルターなどにキッチンペーパーをセットして濾すと簡単!)
②油を温め、刻んだお好みのクレヨンを混ぜる
③タコ糸をキャンドルの芯になるようにビンに入れる(割り箸を割らずに糸を挟むと安定する)
④②に廃油凝固剤を入れて混ぜ、固まる前にアロマオイルを数滴垂らし③に入れる。
⑤冷めて固まったら出来上がり!!
(参考:地球洗い隊, https://toreru.com/fs/araitai/c/k_candle )
※キャンドルはアロマオイルを入れなくても作れますが、油の臭いが強いため使うことをお勧めします。

私たちにできることとは
私たちにできることとは

今回は、廃油の活用についてご紹介しました。
このように、使用後の油は家畜の餌やキャンドル、再精製によるリユースなど様々な用途があります。
使用後のものをごみとして捨てることが当たり前、という考え方だけでは、ごみはいつまでも減りません。
「何かに活用できないだろうか」や、「コストを減らせないだろうか」と一度立ち止まって考えてみることで、新しい答えが見つかることもあるかもしれません。
その「答え」が環境によいもので、コスト削減にもつながるものだと、魅力的ではありませんか?

産業廃棄物とゴミのリサイクルQ&A,『産業廃棄物の廃油のリサイクル、絶対覚えておくべき代表的な処理方法とは?』

Yahoo!ニュース,『《ブラジル》日本濾過工業=30年使っても新油と同様=機械油の濾過装置を本格販売』 11月9日

地球洗い隊,『廃油でエコキャンドルを作ってみよう!』