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2020.05.08

映画でSDGsを考える#9「0円キッチン」

  • 食品ロス

当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。
「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、
サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。

SDGsとは?

「0円キッチン」上映会

「0円キッチン」上映会

4月16日に予定していた上映会は、
新型コロナウイルス感染防止のため、オンラインで実施しました。
社員が「0円キッチン」を鑑賞し、印象に残った点をレビューしました。

● 映画情報
「0円キッチン」
2015年制作/ 81分/オーストリア

<映画あらすじ>
世界で生産される食料の3分の1は食べられることなく廃棄されている。
その重さは世界で毎年13億トン。
「捨てられてしまう食材を救い出し、おいしい料理に変身させよう!」と考えた食材救出人のダーヴィド。

植物油で走れるように自ら改造した車に、
ゴミ箱でつくった特製キッチンを取り付け、ヨーロッパ5カ国の旅へ出発。
各地で食材の無駄をなくすべく、ユニークでおいしく楽しい取り組みをしている人々に出会いながら、
食の現在と未来を照らし出していくエンターテイメント・ロードムービー。

映画を通じて感じたこと

映画を通じて感じたこと

● 映画に対する社員の声
・映画の中で出てきた廃棄食材がまだ食べられる食材ばかりで、衝撃を受けた
・廃棄食材を減らすためにはまず個々の意識を変えることが必要だと感じた

● 映画を通じて考えたSDGs
「目標12 つくる責任 つかう責任」
・まずは冷蔵庫の食材を使いきることを自分の第一歩にしたい
・食材廃棄を禁じ福祉団体への寄付を法律で義務付けることで、貧困問題の解決にもつながるのでは

● 印象的なセリフ
・「廃棄食材料理は、必要なくなってこそ価値がある」
・「残り物料理はいかが?」

「食品ロス」という深刻な課題をテーマとしながら、
映画は終始明るいトーンで進んでいくため、とても鑑賞しやすい映画でした。

廃棄食材を救出して、さらにみんなにふるまうことで、
マイナスなイメージをポジティブに転換している主人公・ダーヴィド。
難しく重大なテーマであるからこそ、楽しく発信することが重要なのかもしれません。

日本の食品ロスの現状

日本の食品ロスの現状

世界では食品ロスを含めた食品廃棄物の量は13億トンにものぼります。
世界全体の年間生産量は40億トンといわれているので、
約3分の1は廃棄されている計算となります(※)。

大量に排出されている食品ロスは、日本においても問題となっています。
農林水産省の2019年度の資料によると、
日本国内で生まれた食品廃棄物は1,561万トン、うち食品ロスは643万トン(※※)。
その量は、国連WFPが2017年に支援した食料の総量380万トンの約1.7倍に当たります。

映画では、家庭や事業所で発生してしまう食品ロスを、
楽しみながらおいしい料理に変身させていました。
家庭から出る食品ロスは、全体の約半分と言われています。
これを減らすためには、生活者である私たち一人ひとりの意識を高め、
ロスにしない工夫をすることが大切だと感じさせられました。
 
家庭で食品ロスを出さないためのレシピや豆知識は、
すでに動画や記事などのメディアで数多く紹介されています。
深刻に考えすぎて何もしないより、楽しみながら解決できる方法を探してみるとよいかもしれません。

(※出典: 国際連合世界食糧計画(国連WFP)「考えよう、飢餓と食品ロスのこと。」)
(※※出典: 日本もったいない食品センター 「日本の食品ロスの現状」)

次回の映画

次回の映画

次回は5月に「ソニータ」を上映する予定です。
どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。

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