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映画 2021.06.29

映画でSDGsを考える#20 「ダムネーション」

 

映画でSDGsを考える

当社では、2018年7月より社会課題に関連する映画を社内で上映しています。

チームに分かれ自分達で作品を選び、上映後はディスカッションを行います。

 

「映画でSDGsを考える」では、映画の情報やSDGsとの関連について、
サティスファクトリー社員の目線でお伝えしていきます。

 

SDGsとは?

 

「ダムネーション」上映会

 

2021年6月17日に行った上映会では、「ダムネーション」を社員で鑑賞し、感想共有を行いました。

 

●映画情報
「ダムネーション」

2014年制作/87分/アメリカ

 

●映画あらすじ

「川の自由の為に、無駄なダムを取り壊せ」

アメリカには約7万5千基のダムが建設されており、水力発電所が併設されている事が多い。しかし、中にはほとんど発電や灌漑・洪水防止の機能を果たしていないダムも存在している。ダムが建設されたことで、サケの海から川への遡上と、サケ漁を営む人々の生活、いく千年紡いだ命の物語が絶たれてしまった。

ーダムは本当に必要なのか、取り壊すべきなのかー

ダムについて知らない人もでも楽しめるドキュメンタリーです。

 

●SDGsカテゴリー

 

 

 

 

 

映画を通じて感じたこと 

● この作品を選んだ理由

日本に黒部ダムや八ッ場ダムがあるが、実際に調べたり、直接訪問した事が無いメンバーがほとんどでした。しかし、チーム内に日本各地のダムを巡る「ダム愛」の強いメンバーがいたことで、「ダム愛」の影響を受け、撮影国であるアメリカの知らないダムの真実をこの目で観たいと思うチームの意見が一致しました。また、ダム取り壊しについて結論が気になると考え、上映の決定に至りました。

 

● 映画に対する社員の声

・ダムが多く建設された1900年代と現在では、生活スタイルや価値観が異なるので、改めて建設や破壊を考え直す必要が私たちにある。

・ダム撤去を匂わす「ひび割れ、ハサミ」をダム壁面に描く発想が面白く、ダム撤去を求める人々の声が世界中に届いていた。

・今まではダムを景色の一つとして見ていたが、適切に稼働しているのか知りたくなった。

・日本でのダム建設は減少しており、古く・高さが足りないダムの近くに新しいダムを造らなければならないので、日本とアメリカのダムの違いを調べてみたい。

 

● 映画を通じて考えたSDGs

・エネルギーの供給と海や川の生き物のバランスを守る事の重要性

・ダム本来の目的ではなく、雇用を生み出す為の産物になっている

・川は周辺住民のものなのか、国のものなのか、誰の所有物になるのか

 

● 印象的なセリフ

「至る所にダムがあるのは当たり前と思っていた」

「全てのダムが悪なわけではなく、どんな価値があるのかを踏まえて精査すべき」

「あの水しぶき、川の轟音は忘れない」

 

映画では、ダムを建設するにも撤去して魚道を造るにしても、適切に精査して考えるべきと多くの登場人物が考えていました。ダムの運営は、水力発電や灌漑農業、水の供給などの恩恵を生みます。一方ダムを撤去すると、川にサケが戻り、自然環境が保全が達成出来、漁師たちが再びサケ漁を行うことができます。ダムの運営・撤去どちらにも、メリット・デメリットがあるようです。

“川の恩恵は誰にでも平等に受け取れるものだろうか”

「ダムネーション」は、何を選ぶのか、川に関わる全ての人が多角的な視点で考えていく視点を示しているのかもしれません。

映画レビュー

 

 

 

次回の映画

 

次回は7月に「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」を上映する予定です。

どんな学びが得られたか、またこちらのトピックスでご紹介していきます。

 

 

 

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この記事を書いたアナリスト

サティスファクトリー編集部

サティスファクトリーコンテンツ編集部です。 環境のことについて、今できることを考え情報を発信しております。

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