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環境 2022.01.31

EVシフトとCO2削減

今、自動車業界は大きな転換期を迎えています。

脱炭素、CO2排出量削減に向け、業界全体でEV(電気自動車)へのシフトが始まっています。

 

温室効果ガスをほとんど排出しないEVですが

素材の製造から廃棄までのLCA(ライフサイクルアセスメント)を見た時、

CO2排出量は削減されていないのではないかとも言われています。

 

EVによるCO2削減を考えるには、ひとつの側面だけではなく

いろんな角度から検証が必要ではないかと思いレポートを作成しました。

ぜひご覧ください。

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1.EVのLCA(ライフサイクルアセスメント)ではCO2排出削減量は少ない

 <アルミニウム製造過程でのCO2排出>

  • ガソリン車からEVにシフトすることでCO2排出量を大幅に削減できる
  • EVの燃費向上や航続距離を延ばすためには軽量化が不可欠、その中の中核素材の一つがアルミニウム
  • アルミニウムは鉄の3倍の電力を使用するため、安価な石炭火力に依存する傾向にある
  • 生産を増やせばCO2排出量が増え、抑制すればEV普及の妨げになるというジレンマが発生している

 →製造時の電源構成に着目

 

2.化石由来の電源に頼らない製造

 <大手メーカーの取り組み>

  • 水力などを利用し製造時のCO2排出量を抑えた低炭素アルミなどを採用する動きが見え始めている
  • AppleやBMWなど大手メーカーでは再エネ由来の電力で製造した「グリーンアルミ」の採用が進む
  • 水素発電により製造されたアルミは世界全体の3割にすぎず、代替素材の開発やアルミの特性を活かした取組みが求められる

 →代替素材、アルミニウムの特性とは

 

3.代替素材の活用によりCO2排出量を削減する

 <求められる新素材とアルミの循環>

  • 軽量化を図るための新素材の開発が加速している
    (マグネシウム(Mg),チタン(Ti),合成樹脂(PP,PE,PU,PF),繊維強化樹脂(GFRP,CFRP,),ナイロンなど)
  • アルミは資源循環性(リサイクル性)があり、循環アルミは新製錬アルミよりCO2負荷が1/30となる
  • 製造過程でクリーン電源の選択、代替素材の技術開発、充電ステーションなどのインフラ整備による中古リサイクル市場の活性化など、LCA全体を通して効果的なCO2削減に繋げることが求められる

 →素材の製造から廃棄までの全工程でCO2削減を目指すことが重要

 

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この記事を書いたアナリスト

サティスファクトリー編集部

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