容器包装リサイクルの行方 | 廃棄物処理のことならサティスファクトリー
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環境 2022.04.11

容器包装リサイクルの行方

コロナ禍で外出や外食の機会が減り、家にいる時間が長くなったと言われて久しい。

必然的に家で食事をする機会が増え、ゴミが増えた。

さらに、家の中の用事に時間をかけられる分、

片付けや断捨離をして掃除の回数が増えゴミの量も増える。

実際にこの繰り返しで、自分の出すゴミが増えていることを感じた。

「私のゴミ」が増える、すなわち「日本の人々のゴミ」も増える。

ということは、「世界の人々のゴミ」も増え続ける。

 

資源に限りがあるように、最終処分場にも限りがある。

個人や企業がゴミを減らすための取組みとは、もはや義務であると同時に、

きちんと成果も現れる意義のあることだと感じた。

 

ぜひ本レポートをご覧いただきたい。

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1.廃棄物を減らす身近な取組みからその先へ

 <消費者の取組みと経過>

  • 1995年一般廃棄物の最終処分場(埋立地)は、7~9年のうちにあふれてしまう状況だった
  • 2022年現在、残余年数は僅かに伸びているが、残余容量は減り続けている
  • 廃棄物の排出量を減らすために2020年7月からレジ袋が有料となり、エコバッグ利用者は全体で8割弱と使用率が高まっている

 →事業者によるReduce(軽量化)の取組み

 

2.容器・包装ごみの増加に対処する法律の制定

 <容器包装リサイクル制度とは>

  • 家庭から出るごみの約60%(容積比)である容器包装廃棄物(一般廃棄物)のリサイクル制度を構築することで、 廃棄物の減量と資源の有効活用を図ることを目的とした制度
  • 事業者は再商品化(リサイクル)の責務を負う
  • リサイクル可能な包材への変更が企業に求められている

 →Reduceが浸透した消費者、次なる取組みとは?

 

3.家庭での一般廃棄物の減量と資源の有効活用

 <廃棄物の排出量を減らすために消費者ができること>

  • 家庭内から排出量を減らしていくために、私たちができることとは何か考える
  • 排出抑制(ごみを出さない)、分別排出(細かく分ける)、再利用(リサイクル)の考え方はすでに浸透してきているが、実行に移せていないことがある
  • 当たり前を継続していき、習慣に変えていくことで確実に変化している

 →企業にできる廃棄物を減らす工夫は

 

4.環境に配慮した容器・包装の導入と削減の工夫 

 <企業の取り組み>

  • 株式会社セブン&アイHLDGS.では、2050年までに100%環境配慮型素材にすることを目標として掲げ、容器・包装に係る環境負荷の低減を推進している
  • 紙製容器、再生トレイの導入や、生活家庭用品のパッケージにリサイクルした素材の一部を採用
  • カルビーでは、ルビープログラムと題し、パッケージを折りたたむことでご家庭でのゴミの嵩を減らす取り組みを行っている

 →廃棄物を減らすだけでは追いつかない現状

 

5.容器・包装に係る環境負荷の低減へ

 <廃棄物にならない、廃棄物にしない工夫>

  • 現状の企業活動でやむを得ず発生させてしまっている廃棄物は、焼却処分をしたとすると、燃焼によって多くのCO2を発生させる原因となっている
  • 製品が作られる過程で廃棄物が出ることを前提にしない思考が広まっていくことが重要              
  • 企業が廃棄物にならない素材の開発や代替素材の採用を積極的に進める必要がある

 →捨てればゴミ、分ければ資源

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この記事を書いたアナリスト

サティスファクトリー編集部

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